譲渡会への参加要件【さいたま市、前橋市】
実際に2つの自治体を例に、譲渡会への参加要件を見てみたいと思います。
基本的に、どの自治体でも共通です。
▼さいたま市の場合
- さいたま市内在住であること(原則65歳まで、未成年不可)
- 自分の代わりに動物の世話ができる人がおり、同意の署名が得られること。(原則65歳まで、未成年不可)
- 飼育可能な環境であること
(補足)集合住宅、借家等にお住まいの場合は、飼育許可が明記されている書類の写しが必要 - 家族全員の同意があること
- 譲渡前講習会に参加できること
- 誓約書・飼養調査票などの提出および内容を遵守すること
- 避妊・去勢手術を実施すること
- 室内飼育を実施すること(猫の場合)→次の記事で書きます
- 関係法令を必ず守ること
▼前橋市の場合
犬・ねこの譲渡対象者の要件
- 群馬県内在住であること。
- 65歳以下の成人であること。
- 単身者世帯でないこと。
- 動物の飼養が可能な住宅に住んでいること。
(注)賃貸及び集合住宅の場合は、動物の飼養が可能であることが確認できる書類(規約等の写し)を添付してください。
- 飼主になることについて家族全員の同意を得ていること。
- 万が一、何らかの事情で動物を飼えなくなったときに備え、代わりに世話をする人を決めておくこと。
- 幼若齢(生後8ヶ月位まで)の動物の譲渡を希望する場合、譲渡動物のQOL(quality of life ; 生活の質)確保の為、
1.生後8ヶ月齢頃まで一日3回食事を与えられる。
2.動物だけになるお留守番の時間が数時間以内(月齢に応じて緩和)。
3.(犬の場合)少なくとも生後6ヶ月頃まで室内で飼育し、子犬の時期に必要なしつけ等ができる。
ことが要件となりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
飼主の遵守事項
- 法令等を遵守し、動物の健康及び安全を保持し、人への危害迷惑防止に努め、責任を持って終生にわたり家族の一員として大切に飼養すること。(犬もねこも15年ほどの寿命)
- 譲渡前に譲渡講習会を受講すること。
- オス・メスに関係なく去勢又は不妊手術を実施すること。
- 動物に、自己の所有であることを明らかにするための措置 (名札又はマイクロチップの装着等)をすること。→迷子対策
- 犬は譲渡後、速やかに登録と狂犬病予防注射を実施し、その後も年1回狂犬病予防注射を必ず受けさせること。
- 犬はつないで飼うこと(自宅室内、自宅敷地のサークル内等で安全に配慮して飼育する場合を除く。)
- ねこは完全に室内で飼うこと。
- 譲渡後の飼養実態調査に協力できること。
前橋市のほうが細かく明記されていますが、基本的な事項は共通です。
年齢制限があるのは、飼い主側の健康に何らかのトラブルがあったとき(極端に言えば、飼い主が先に亡くなってしまったら..)を見越してのことでしょう。
家族全員の同意がとても重要ですので、必ず「家族全員で」話し合ってください^^
それから、迷子対策ですが、
名札(名前と電話番号を書いてください)か、マイクロチップを装着してください。
連絡先がわかれば、もし迷子になってしまっても、保健所が保護し、きちんと自分のもとに戻ってきてくれますし、
自分の知らぬうちに殺処分されるなんてことも回避できます。
猫はなんで室内で飼わなきゃいけないの?
については、次の記事で書いておこうと思います。
これらの要件は、項目がいっぱいあるので厳しいようにも思えますが、でも当然のことなんですよね。
クリアできそうにない人は、飼うのはあきらめましょう・・・・。
読んでいただきありがとうございました(・∀・)!